小学生のお子様をお持ちのお母様、中学生になるための準備はされいますか??
小学生から中学生。実のところは学校が変わるだけですが、勉強のやり方、心身の成長など見えない部分では人生最大の変化を迎えるのではないでしょうか??
中学生になると自分の悩みを一番話しやすいのが友達です。親や先生には話さないことでも友人には話すことができたりします。そこで自分の理解者として心の友をもとめるのです。
中学生を持つ親は、中学生の心理をよく理解し、それに沿って触れ合うことが最も大切なことになってきます。自我意識が高まると同時に親を離れて、別の社会に心をひかれるようになります。それが友達関係の社会であり、今までの縦の親子関係から抜け出し対等の横の関係が強まります。それだけに友達についての悩みも深刻になってきます。
例えば
「友達は僕のことを本当に友人だと思っていてくれるのか」とか「彼はこの頃何となくよそよそしい」などと思ったり、「彼に裏切られた」等々思い迷うことがあります。したがって、仲間を大切にするのでその集団には献身します。これが向上発展のための集団なら問題はなのですけど、時として反社会的な行動をする集団もあるので、これらのことをよく心にとめて、仕事がどんなに忙しくても、家庭に帰ったときは努力して子どもとの会話の時間をつくり、子どもの交友関係を知る
ことが大切です。自分の子どもを信頼することは大切なことであるけど、「うちの子に限って」という安易な考え方は好ましくありません。だからといって、親の意に沿わないような友達であっても、絶対に批判をしたり、悪口雑言を言ってはならないのです。中学生にとって友達は心の杖であり、支えだからです。
中学生期になると自己確立の時代に入り、親から離れて自立をしたいと望み中学生期になると自己確立の時代に入り、親から離れて自立をしたいと望み、自分の部屋を欲しがるようになります。部屋を与えること自体は決して悪いことではないけど、個室の中に、子どもの心を閉じ込めさせるようなことだけはしないようにしていきたいですね。
中学生に個室を与えることが、中学生が非行になる原因の一つといわれることもありますが、部屋を与えることと非行とは直接関係がありません。しかし、親子の触れ合いの貧しさで(過剰干渉、過剰期待、放任)親子関係の断絶状態が発生し、子どもが自分の部屋に閉じこもることのないように注意することが必要です。
特に共働きの家庭では、親子関係が正常に機能していない場合には、帰宅しても誰もいない生活の味気なさをまぎらすために、同じような気持ちの不満をもつ友人を自分の部屋に誘い入れ、お互いの傷口をなめあったりと、日常生活のはけ口としてうさばらし的行動を起すような相談をして、実際に実行した例は多々あります。