中学生になると大人と同等の判断ができるのに反社会的行動や、不適応行為をする子どもが多くなってきます。「中学生だからそんなことはしないはず」とか、「うちの子に限って」などといったり、「そんな馬鹿なこと・・・」等と考えている親もいると思いますが、子どもに対する信頼は大切ですけど、親の目をごまかす言葉や行動に気がつかないというのは子どもへの無関心から来るもので、親の放任の態度です。
事件が発覚してから「そういえば・・・」「思い当たるふしが...」「何か変だった・・・」などといって見てもあとの祭りです。子どもの不適応の行為は早く発見することが大切です。
次のようなところにも手がかりはあると思います。
①親の顔色を伺い、親の視線をさけ、親の目が見られないとき。
②所持品に急激な変化が見られる。
③容姿に必要以上に気を使い、生活が不規則になる。
④うそをつくようになる。
これらのことが子どもに見られた場合には早いうちに善処することが大切で、この場合どんな時でも、子どもの人格を傷つけたりせず、非合理な子どもの行動や、心のひだを理解するという親の態度が問題解決の鍵となってきます。
自分で判断できない時は、学校、第三者、専門家に相談することが賢明です。