君が中学入試を経験していないなら、「面接」は生れてはじめての経験ですね。
何事も経験がないことは怖く感じるものですが、大丈夫です。
まず、そもそも「なぜ面接があるのか」、校長先生の立場で考えてみましょう。
君が校長先生だったとしましょう。
君の高校に入りたいと考えている中学3年生がたくさんいます。
でも、その生徒たちとは一度も会ったことはありません。
顔はもちろん知りません。 その子たちの成績や学校での様子は内申書を見ればわかりますが、 それ以上のことはわかりません。
明日はいよいよ入学試験です。
3年間一緒に過ごすことになる中学3年生が君の高校にやってきます・・・・・。
どうですか?
試験を受けにくる子たちの顔を見たくありませんか?
少しでも話してみたいと思いませんか?
では、面接で重要なことは何でしょうか?
これも「校長先生になったつもり」で考えてください。
どんな生徒に、自分の高校に来てほしいと望みますか?
君が校長先生なら、受験生のどこを見ますか?
君が校長先生なら、受験生に何を聞きたいですか?
それでは本物の校長先生が何を見たいか、答えです。
態度・服装・礼儀作法・言葉遣い
この高校に入りたいという熱意
高校入学後の意欲や積極性
おおまかに分けてこれらの3つです。
態度や礼儀作法・服装・言葉などは外から見えるもの。
熱意や意欲、積極性は外からは見えない、心の中にあるものですね。
《注意点》
まず、面接の先生は、面接時間以外の君も見ているってこと。
自分の順番を待っているときでも、緊張感をもっていよう。
友達と大声でしゃべったり、廊下に座り込んだりしないようにしよう。
もう一つ。 ウソは言わないこと。
面接の先生によっては、「突っ込んだ」質問をしてくる人もいます。
例えば、「最近読んだ本は?」という質問があって、(ウソの答えとして)「○○です」と 答えたとしよう。
そしたら「その本の感想を教えてください」という質問が続く場合があります。
本当は読んでないとしたら、困るよね。
君はウソをついたりしないだろうけど・・・・。
それでは、代表的な質問をあげておくから、自分の「答え」を用意しておこう。
・○○の質問がきたら、○○と答えるって、覚えてしまうんだよ?